【新唐人2015年04月06日】浙江省台州(だいしゅう)市のある村で清掃員として働く60代の夫婦が強制立ち退きを拒んだところ、3月29日早朝、自宅で焼死しました。地元村民らは、意図的な放火事件であると見ています。
ここ数日、中国のネット上では「強制立ち退きに失敗 放火して60代夫婦を焼死」というタイトルの文章が伝わっています。文章によると、浙江省台州市仙居(せんきょ)県当局は開発プロジェクットとして、清掃員として働く人々の住む古い住宅を駐車場にすることに決めましたが、清掃員たちは拒んでいました。ところが3月29日午前1時頃、この住宅から突然出火し、火事になりました。
後山根村村民 王さん
「後山根村の老人2人が焼死しました。誰が放火したのか分かりません」
目撃者によると、住宅から炎が上がっていた時、村から出て行く乗用車を発見したそうです。地元村民らは誰かがガソリンを撒いて放火したと見ています。
後山根村村民 陳さん
「警察はまだ調べています。立ち退きを求めましたが、老人は拒みました」
焼死した二人の遺体は見るに堪えないものでした。村民らは事件の徹底調査と犯人の厳罰を求めています。地元当局は圧力の下で調査を始めましたが、証拠がないとして遺体を火葬しようとしたところ、家族に拒まれました。4月3日、地元警察は強制的に遺体を火葬場に運びました。
橫溪鎮派出所職員
「あまり聞かないでほしい。関連部門がすでに調査しています。結果はありません」
大陸メディアによると、地元警察はミニブログ(微博)を通じて事件に関する初歩的な情報を発表し、調査結果は4月7日に発表すると伝えました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/06/a1189154.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)